サブタイトル:RLC共振回路
今回は、RLC回路を用いて、共振現象(周波数特性)をシミュレーションしたいと思います。このシミュレーションでは周波数を変化させて行います。
では、実際に回路を描いていきます。
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最終目標は、周波数を変化させて、抵抗Rにかかる電圧の強さ(dB)を確認します。また、同時に位相の変化も確認します。
(1)部品を配置
●交流電源は、左側にあるプロパティウィンドウの
Analog Primitive(アナログ・プリミティブ)
→Waveform Sources(ウェーブフォーム・ソース)
→Sine Sources(サイン・ソース)
●抵抗・コンデンサ等は、前回と同様ですので省略します。
サイン波の設定では、下の画像のように、Value(電源の名前 )
A(電圧値:振幅A Vp-o )F(周波数)、RS(電源の出力インピーダンス)を設定します。
今は、RSについて考えなくてもいいですが、高度な解析を行う上で重要な
パラメータとなります。
(2)配線をする
(3)ノードにラベルを付ける
今回は、抵抗部分に「Vout」としました。
(4)Analysis(解析モード)
上のメインツールバーのAnalysis→AC(AC解析)を選択します。
設定は以下の画像の通りです。
①では、変化させる周波数を入力します。入力ルールは、「大きいf,小さいf」の順です。
②では、Delt(消去)しておけば、最適な設定で解析してくれます。
③では、グラフのスケールを自動化しておきます。
④では、Y軸の設定ですが、dB(v(■■))で電圧の強度、ph(v(■■))で位相を設定ます。
■■の部分に対応するノード番号やラベル記号を入力します。今回は抵抗のプラス側の端子
に「Vout」とラベルを指定したので、dB(v(Vout))のように入力しました。
以上の設定でRun(解析)をさせると、LCR回路における共振現象(周波数特性)をシミュレーションできるはずです。
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