サブタイトル:抵抗分圧回路
はじめの解析といて、一番簡単な直流電源(DC)を用いて、抵抗で構成された回路における各抵抗にかかる電圧を解析(測定)する。
今回が、はじめてですので、メイン画面の構成をざっと確認したいと思います。
流れは、上の画像のように
(1)部品を配置
部品を選択して、Mainシート上でクリックする。
グリッド表示をONにしていると、分かりやすい。
必ずグランドが必要。
(2)配線する
配線の接続点の表示をONにしていると、分かりやすい。
(3)ノードにラベルを付ける
付けなくてもいいが、あった方が後で分かりやすい。
最後に、Analysis(解析モード)を選択します。解析モードは3種類(トランジェント・AC・DC)あります。
では、実際に回路を描いていきます。
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最終目標は、下の画像のように、直流電源を印加したときに、定常状態における各抵抗での電圧・電流・電力を解析します。
(1)部品を配置
●直流電源は、左側にあるプロパティウィンドウの
Analog Primitive(アナログ・プリミティブ)
→Waveform Sources(ウェーブフォーム・ソース)
→Battery(バッテリー)
●抵抗も、左側にあるプロパティウィンドウの
Analog Primitive(アナログ・プリミティブ)
→Passive Component(パッシブ・コンポーネント)
→Resistor(レジスター)
いづれも、部品を配置したと同時に、Value(値)を入力します。
DC電源なら10Vや抵抗なら5Ωなど(単位は要りません)
(2)配線をする
(3)ノードにラベルを付ける
「T」マーク選択して、ラベルを付けたい箇所でクリックします。
(4)Analysis(解析モード)
上のメインツールバーのAnalysis→Transient(トランジェント)を選択します。
□Operating Point Only(動作点のみ)にチェックを入れて、Run(解析)をクリックします。
すると、白紙のグラフが出ますが、今回は動作点のみ表示するにチェックを入れている
のでグラフには何も表示されません。グラフを閉じます。右上側の×をクリック。
回路図上で、電圧・電流・電力の表示有無のボタン(一番上の画像参照)をクリック
すれば、定常状態における、各抵抗の電圧。電流。電力が表示されるはずです。
本来、Transient(トランジェント)解析は、時間を推移させた時の過渡解析を行うものですが、このように動作点のみにチェックを入れることで、回路図上に定常状態における電圧・電流・電力の値を表示させることができます。
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